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ミスマッチなのか、売れ残りなのか。農地バンクが前年比利用減

以下、2017年6月1日、日本経済新聞より一部引用

 農業の成長産業化のカギを握る農地の集約が伸び悩んでいる。農林水産省が23日公表した農地を意欲ある担い手に貸し出す「農地バンク(農地中間管理機構)」の利用実績によると、2016年度は約4万3000ヘクタールと、15年度に比べて4割減った。借り手の要求水準に見合う農地が少ないのが理由とみられる。

一部略

 15年度の利用実績は約7万6000ヘクタールで、14年度の3倍だったが、16年度になって急ブレーキがかかった。「貸し借りが成立しやすい案件が一巡した」(農水省幹部)という面も大きいが、高齢農家の耕作依頼を断った大規模農家に農水省が理由を尋ねたところ「区画が狭いか未整備」との回答が7割に達した。

 

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これ、使いやすい農地はもう農地バンクにはなくなったってことで、いいんですよね。
農業生産法人が求めるのは大規模でまとまった農地であり、小規模の点々とした農地って敬遠されるんですわな。
法人条件を満たすためだけに、点々とした農地を借りるってのもあるんですけど、その結果は耕作放棄みたいな土地になると。

こうなってくると、点々とした農地でしか出来ないことに気がついた人や企業が、次に勝つのかも、と考えてしまいます。
そうなった先に残った農地こそ、本当に考えないと駄目な土地、とかね。

参考リンク

www.nikkei.com