Reference Point 農業系ニュースピックアップサイト

個人的に気になった農業系のニュースをピックアップ。これからはイチゴが大変。

2017年12月15日金曜日掲載、農業系補助金、助成金情報

2017年12月15日金曜日、掲載を確認した農業関係の補助金助成金についての情報です。

■公募名
・農業次世代人材投資資金(旧青年就農給付金)準備型の募集について

・対象地域:埼玉県

・概要など
公募ページより引用

県が認める研修機関等(埼玉県農業大学校、先進農家等)で、就農に向けた研修を受ける方に、1人あたり年間150万円を最長2年間交付します。なお、平成29年度の新規交付対象者から、国内での2年の研修に加え、将来の営農ビジョンとの関連性が認められて海外研修を行う場合は交付期間を1年延長します。

・募集期間
平成29年12月13日(水曜日)~平成30年1月12日(金曜日)(土・祝休日を除く)

公募情報ページアドレス
http://www.pref.saitama.lg.jp/a0903/syunoukyuhukinhome.html

ブロッコリーで食べられるクリスマスツリーって、おしゃれじゃん。三重県JA一志東部の取り組み

以下、2017年12月14日、日本農業新聞より一部引用

三重県のJA一志東部は13日、松阪市立米ノ庄小学校の3年生32人と、クリスマスツリーをかたどった「ブロッコリーツリー」を作った。使ったブロッコリーは、JAの指導を受けて児童が学校の畑で栽培し、同日収穫した。JAは今年から、「野菜嫌いをなくそうプロジェクト」の一環で「ベジファンスクール」を開校。栽培管理から収穫、調理実習を経て、地元の農作物に愛着や誇りを持つファンづくりを目指している。

 全文はこちら


これは是非引用元記事の写真を見ていただきたい。
いいじゃん、おしゃれじゃんこれ。

この記事からいいなぁって思う点は2つ。

1つ目は子供たちが楽しそうに作ったって所。
記事向けかもしれないけれども、子供が野菜に触れて楽しいって感じてくれるのが本当に嬉しい。

2つ目は野菜の販売スタイルのヒントがある所。
食べられるツリーというのは、個人的には宮城県仙台市泉区にあるファーマーズ・アンプレスィオンで販売している「サパン ド ノエル」を思い出します。
見た目も味もよく、あこがれの商品です。
こんな感じで、クリスマスの食卓を飾る食材として野菜も活用できるかもしれないと、凄く夢を見てしまいます。

美味しい新鮮な野菜をそのまま出す、から、さらに提案を行っていければ、もっともっと、農業って面白くなるはずだよなって、思わせてくれる記事です。

参考リンク

www.agrinews.co.jp

www.facebook.com

イチゴ苗の防除に使う蒸熱処理防除装置の小型化成功と農研機構が発表

以下、2017年12月13日、農研機構プレスリリースより、一部引用

・イチゴ苗の病害虫を防除できる蒸熱処理 1)防除装置の小型化に成功しました。
・小型化した本装置は、既存のプレハブ型冷蔵庫内に設置が可能であり、従来機よりも低
価格化と 70%の省電力化を実現しました。
・本装置を用いてイチゴ苗を効果的に蒸熱処理し、病害虫を防除するための「イチゴ苗蒸
熱処理防除マニュアル 2017」を作成しました。

 全文はこちらから(PDFへのリンク)

 

PDFファイルで注目したのが4ページ目と5ページ目の装置概要と実物の写真

これは、出来る、導入できるぞ。
苗入れてるのはふつーのコンテナだし、写真を見る限り既に導入している予冷庫だよなこれ。

数年前に宮城県山元町のGRAを見学した際、蒸熱処理を少しだけ見れたんですよ。
内に入れるのは無理だよなー、デカすぎ。あれ導入するのにいくら掛かるんだよって同僚と話してました。
しかしこれはいけるんじゃねぇか。

いちごはやってみてよく理解できましたけど、農薬欠かせないですわな。
今期は定植後に天敵入れてUBVランプ入れて、今のところ農薬使ってないんですけど、それでも今後使用予定はあります。
育苗期だって結構な回数農薬震ってます。

この育苗期の農薬の手間がなくなるのであれば、より売るための戦略が考えられる。
それだけじゃない、もしかすると、もしかするとだけど、本当に農薬が最小限のいちごってのが出来るかもしれない。

農薬の手間を以下に削るかってのは、コストだけじゃなく人の動かし方にも影響が出るのだと思います。
作業の時間をかける、人員を増やして手間ひまをかける。
こんな働き方は、多くの農業法人では未だに取り入れざる得ない働き方なんだと思います。
しかし、現代の働き方とはそぐわなくなっている部分でもあります。

長時間の作業もいとわないのがあたりまえ。

そんな考え方で人を使い捨てにするのではなく、長期的にスキルを伸ばすって働き方を取り込むためにも、こういう技術の導入ってのは、積極的に行うべきだよなってのが、自分の考えです。
価格調べてみるかこれ

参考リンク
引用元記事

http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/press/files/karc_press_20171213.pdf