Reference Point 農業系ニュースピックアップサイト

個人的に気になった農業系のニュースをピックアップ。これからはイチゴが大変。

日本では起きない、とほんとうに言いきれるのか。インドの農業問題に見る日本の農業問題との共通箇所

以下、2016年10月5日、CNET Japanより一部引用

 日本の農業は、TPPに揺れている。輸入農産物の関税撤廃・削減により、国内農業縮小が懸念されており、農業従事者の高齢化と後継者不足も引き続き深刻だ。

 一方、インドの農業は日本とは異なる問題を抱える。1970年代の「緑の革命」でインド農業は大きく成長、世界2位の農地面積を持ち、人口の58%が農業に従事しているが、GDPに占める割合は年々低下し、現在は約16%だ。

 インドの農業が抱える問題は日本よりも深刻で、それが「農民の自殺」という結果に現れている。インドでは1995年から2015年の20年間で、30万人以上の農民が自殺している。

全文はこちらから

これは、ぜひ引用元全文を読んで欲しい記事になります。
記事を読むと日本では解決できている問題がインドでは大きな問題になっていたり、その解決策の一つが記事最後に述べられています。

記事を読んでいて、日本でも共通の問題ではないかと考えた部分があります。
それは「農作物の廃棄率」についてです。

日本の食料廃棄率は高いと言われたり低いと言われたりで、実態はどうなのか不明な点が多いです。
しかし、農業に携わっていて生産調整作業で発生する規格外品の割合はそれなりにあると実感します。
袋に入れるために取り外す葉っぱも、形が悪いからと外す苺も、どれも味は問題ないものです。
これら規格外品は加工品になったり、堆肥にもなりますし、従業員が美味しく食べる時もあります。

このような規格外品、もっと市場に出せるようにならないですかね。
きれいな形が必要なものもあるのでしょうが、刻んで使うとなれば規格は不要だとも考えます。
市場が規格品を好むのもわかるのですが、野菜の価格が高騰し、給食にも回らないなどを聞くと、余計にやるせなくなります。

訳アリ品として値段を下げる、量を多くする、等すると、正規品の価格が落ちるかもしれないと考えるかもしれません。
でも、まず食べてもらうってのは、重要なんだと思います。
もっと気軽に色んな野菜が市場にあっても、いいんじゃないかなと、考えています。

参考リンク

japan.cnet.com