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「もったいない」なのか「しかたない」なのか。山間部中心に荒廃農地が増える

以下、2016年11月6日、日本農業新聞より一部引用

 2016年の耕地面積(田畑計、7月15日現在)は447万1000ヘクタールと、前年より2万5000ヘクタール(0.6%)減ったことが農水省の調べで分かった。前年割れは55年連続。山間部などの条件不利地を中心に、荒廃農地が増えたのが最大の要因となった。九州では熊本地震などの自然災害が響いた。

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宅地への転用はしょうがないにしても、高齢化による耕作放棄ってのは、「もったいない」で考えたい問題です。
そもそも便利な耕作地なら放棄にも至らないとかあるのでしょうが、実際は貸したくないとか、ただ面倒でってのもあるんでしょうね。

こういった耕作放棄地って、そもそも地域の農業委員会は把握できているのかなって考えます。

単純に、耕作放棄地とは言え多少の投資で蘇ることが可能であれば手を付けたい農業法人は出てきます。
しかし、その情報が地域に溶け込んで、地域の方から人づてで聞いて初めて分かるのであれば、何もかも手遅れになるのではと考えてしまいます。

放棄してもう農地に戻さないほうがいい土地もあるんでしょうよ、そういう土地見ましたから。
でも、このままだと単なる荒れ地が増えて、農地が減るだけだとも考えてしまいます。

農業委員会も耕作放棄なのか、それとも手が回っていないのかって判断は難しいんでしょう。
農業法人だって、とりあえず土地を手に入れて農業生産法人を名乗りたいって事情もあるでしょう。
農家だって自分の土地を簡単に手放したりなんて絶対にしたくないでしょう。

これら全員が幸せになる方法、ないんですかね。

参考リンク

www.agrinews.co.jp