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個人的に気になった農業系のニュースをピックアップ。これからはイチゴが大変。

植物工場、4割が赤字経営。打開策はあるのか

以下、2016年11月15日、日本農業新聞より一部引用

 

 次世代型農業の象徴として、企業などから注目が集まる「植物工場」の4割以上が赤字に陥っている。設備や光熱費といったコスト高の影響で採算が見込めないことが一因だ。12月末に工場の閉鎖を決めた東芝(東京都港区)をはじめ、大手企業の撤退も相次ぐ。担い手不足解消の切り札として政府は企業の農業参入を促そうと設置を支援するが、実態はどうなのか。国内最大規模の植物工場の今を見た。

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リーフレタス、ベビーリーフ、ほうれん草、いちごも作れるんですね植物工場。

 

完全管理で病気の心配がなく、計画的に栽培も出来て面積を効率的に運用できる、とかでしたっけ、植物工場のメリット。

でも販売先の確保できてないのにいっぱい作っちゃ駄目でしょうよ。

補助金だって有限ですし、そもそも売先無いのに作ってもお金が入ってこない。 それと非常に気になる話を植物工場ではよく聞くんですよね。

 

そもそも野菜がまずいと。

 

現在野菜が高騰してる状況ですが、この状況下でも売れてないのであれば完全に販路開拓のミスです。 売っても売っても赤字なら品種もそうですけど、予算計画の大失敗です。 市場に出しても選ばれてないなら、まずいってことですよね。

 

これらの改善や、今後の農地認定基準の変更があればまだ植物工場って行けるかもって思えてきます。 それに、6割は赤字でないのであれば、そこからノウハウを何とか恵んでもらえないですかね。

植物工場はダメだとしてしまうのはとてもとてももったいないことだと思います。 安定的に美味しいものが作れれば、今まで価格が高かったものを手軽な価格で提供でき、その結果市場で受け入れられるのではないかとも考えられます。

企業として考えれば不採算事業を整理するのは当然なんですけど、それでも、諦める前に、やれることは全てやってほしいと願います。

 

参考リンク 引用元記事