スマート農業、IoT農業は本当に次の農業に必要なのかを考える
この記事はブログ執筆者ふじわらの「対して裏取りもしてないなんとなくの感想」です。
ブログのネタ漁りをしていた所、「スマート農業が農業を変える」ってな記事が引っかかりました。
読んでみたんですけど今まで取り上げたり読んできた記事と大きくは変わらないんですよね。
農業のIoTやAI導入で得られることとして、様々な記事で取り上げれているのはデータ分析、自動化、それによる少人数での栽培対応や熟練者に引けを取らない品質管理、等だと考えます。
収穫後の調整とか販路とかはすっぱり触れてないのが面白いなーって今更考えます。
農業法人の業務を請け負って数年経ちましたが、もっとも大変なのが収穫と販路だと考えます。 栽培はそれなりに上手く出来るようになりました、いやうまく出来るようになりましたの基準がだいぶ低いのは理解してますし上はまだまだ見えませんとも。
ただ、このままIoTやAI導入によって高品質の野菜が市場に出たとしても、今の農業を取り巻く環境から何か変わるんだろうかと、真剣に考えてしまいます。
日本全国、基本野菜は美味いし手頃な価格です。 都市部は事情が違うとは思いますがうまい野菜のはずです。
全国的に野菜が不足しているとは言え、スーパーの見切り品コーナーには今日もネギの束とインカのめざめが転がってます。
一方、野菜の高騰で給食休止まであと一歩だったなんてニュースまであります。
この流通バランスの悪さって何とかならないもんですかね。
作った野菜が全部売れるのはうれしいですけど、売れて食べてもらうのはもっとうれしいです。 日本国内で流通のシステムがある現場、地産地消は大切にすべきとも考えますが、同時に生産したものをもっと無駄なく広げる方法って、無いんですかね。
農業だけに限らず、今後のAI技術で流通の人不足が解決できれば、全国で起きてる野菜の高騰とか少しは緩和されるんじゃないかと、少しだけ夢を見ます。