人が駄目なら狼だ。鳥獣食害深刻化に輸入狼で対策が出来るかを考える「オオカミフォーラム」
以下、2016年10月18日、西日本新聞より一部引用
「オオカミ復活」は是か非か-。シカやイノシシによる農林産物の食害に悩む福岡県添田町の住民グループが、国内では絶滅したオオカミを輸入して山林に放ち、食害を減らそうとの構想を提案している。23日には、町内でオオカミを用いて有害鳥獣を駆除する方法や安全性について考える「オオカミフォーラム」を企画。過疎化に伴い、シカやイノシシの異常な増加など里山崩壊に悩む地域の対策として一石を投じる。
本来福島が北限とされていたイノシシが秋田県でも近年確認されています。 鹿やイノシシだけでなく、今年に入ってからクマの目撃情報、被害は日本全国に広がっています。 そして、ハンターの成り手は年々減少しています。
そんな中、日本の森に狼を放すことで食物連鎖を発生させ、鳥獣害を減らそうって話はそこかしこで検討されていたと覚えています。
今回取り上げた「オオカミフォーラム」は放浪が本当に可能かどうかをしっかり話し合う第一歩と言えそうです。
本当に効果があるかとか、人への被害はないかとか、そもそもの自然環境に影響はどのくらい出るのかとか、現状では専門家が考えたりしてるものの、その考えを一般の人が聞く機会ってあまりなかった気がします。 その機会がこうやって出来る事が第一歩なんだと考えます。
実際に話してみて、その有効性、問題点が出てきて初めて次に繋がるのであれば、このフォーラムは非常に意義があるのではと考えます。
ただ、ニホンオオカミ自体そこまで大きな個体でなかった点や、そもそもの絶滅の原因と考えられている家畜伝染病等を考えると、本当に効果があるのか、考えてしますところではありますね。
参考リンク 引用元記事 ニホンオオカミ(Wikipedia)