農薬散布用ドローンを空撮技研が発売。機体価格200万円(税抜き)
以下、2016年8月13日付、日本経済新聞より引用
小型無人機(ドローン)を使った事業を展開する空撮技研(香川県観音寺市)は農薬散布用のドローンを発売した。空中散布に必要な農林水産航空協会(東京・千代田)の認定を得るため教習を開くほか、機体の点検や修理なども手掛ける。農薬散布で主流の無人ヘリコプターより小回りが利き、小型のため事故リスクが低い点を農家などに売り込む。
中略
機体の価格は200万円(税抜き)。このほか機体の登録費(2万2000円)が必要となる。定期点検パック(年1回8万円)も設けた。1400万円ほどする無人ヘリに比べ安く、運搬も容易という。
国産ドローンの農業対応が来ました。
ドローン本体だけでなく、操作方法や認定の教習、機体メンテまで盛り込んでくれるのは
非常に素晴らしいと考えます。
農業でのドローン活用については各国進めているようで、中国でも農薬散布用ドローンが出ています。
日本国内ではラジコンヘリによる農薬散布はもう当たり前の光景ですし、
その利便性についてもここで述べる必要が無いくらい浸透していると思います。
個人的な考えですが、ドローンはラジコンヘリの置き換えにはならないのではと考えます。
ラジコンヘリの持つ積載量や航続距離は基本的にバッテリー電力に頼るドローンでは
実現はまだ不可能と考えますし、ドローン自体がまだ出始めた技術であるがゆえに、
操作方法や機体設計等が煮詰まっていない現状、業務使用という過酷な環境での動作には不安を覚えます。
しかし、ドローンにアドバンテージが有るGPSを利用したプログラミング飛行や、
一定の位置に止まっての観測など、ドローンだからこそ出来る幅広い可能性も、
今後の農業に必要であると考えています。
普及すれば価格帯も下がり、価格帯も下がればより幅広い利用も出来てくるのではないでしょうか。 少人数でも出来る面白い農業の実現のためにも、
どうしようもない国の規制などがドローンに課せられないことを願います。
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