農業資材引き上げ第一弾。韓国産肥料をJA全農が一括輸入
以下、2016年8月15日付、時事通信より一部引用
全国農業協同組合連合会(JA全農)は15日、生産資材価格を引き下げる取り組みの第1弾として、
韓国産肥料を一括輸入すると発表した。
中略
大規模農家を想定し、コンテナごとの20トン単位で注文を受け付け、
港湾から直送することで国産製品よりも3~4割程度割安にするという。
ただ、国産に比べると水分量が多く固まりやすいため、長期保管には向かない。
農業資材が韓国の2~3倍高いと調査が出たと思ったら、JA全農が韓国から肥料一括輸入と。 マッチポンプだったんですかねこの記事の流れ。
気になったのは2箇所。 ・大規模農家を想定していること ・長期保管には向かないこと
企業が運営している大規模農業法人に、 「とりあえず安く提供するから実験してくれないでしょうか。それもすぐに使ってください」 って意図がなんか見えてきます。個人的になんですけどね。
これで結果が良好であるなら小さな規模の農家に対し、各JAが販売するって図も出てくるのかと。 これからのJA生き残り作戦の一環ですかね。
ちなみにJA全農は 「低コスト商品、生産資材価格引き裂けの取り組み」の全農ホームページへの掲載開始について」 というリリースを2016年8月15日付で出しています。
リリースでは今後3カ年計画で生産から販売までのトータルコスト低減などに取り組むとの記載もあります。 この取組の一環として、韓国産肥料の一括輸入なのでしょう。
願わくば、今まで各農家、各メーカー、各JAが意識してきた安全に対して、
しっかり調査をしたうえで輸入肥料を販売してほしいものです。
参考リンク 引用元該当記事 JA全農リリース記事