Reference Point 農業系ニュースピックアップサイト

個人的に気になった農業系のニュースをピックアップ。これからはイチゴが大変。

高齢者でも育てやすい新品種。長野県が出した米の品種の考え方

以下、2016年12月14日、日経トレンディネットより一部引用

 米の生産量が最も多い都道府県をご存じだろうか? 答えは、予想通り、新潟県。では、生産された米の一等米比率が最も高い県は? 正解は長野県で、その比率は約96%。過去10年間で8度、全国1位に輝いている(農林水産省調べ。平成24年産と平成27年産では2位)

 米の等級区分で最高級にあたる一等米の比率が高いということは、“ハズレ”が少ない。つまり、長野県産米を購入すれば、安定したおいしさが期待できるというわけだ。そんな良質な米を生産する長野県から、新品種のオリジナル米「風さやか」が登場。長野県庁を訪ね、開発の舞台裏を探った。

 

全文はこちらから

近年、コンセプトを明確にした米の新品種が出てきていると考えます。
共通して見えてくるのは地球温暖化対策ですが、この引用元で取り上げら得ている長野県の新品種「風さやか」は生産者に優しいというコンセプトに驚かされます。
美味しさであったり、生産者、生産方法の限定でのブランド化ではなく、生産者、特に高齢の生産者にとって栽培しやすい品種という打ち出しは、必要なことでありとても新しいことだと考えます。
手間が減った上で、美味しさがある米であるならば、新規就農者にとっても栽培に取り組みやすい米なんだと考えます。

高齢の農業者は今後減り続けます。
減少のスピードに、技術の伝承は追いつかないでしょう。
この問題に対する一つの答えが、栽培のしやすさであるという一つの提案なのだと考えます。

栽培のしやすさが、今後も他の品種にも広がるのではないでしょうか。
もしかしたら、今から10年後には栽培の多い品種も、様変わりしてるかもしれません。

参考リンク

trendy.nikkeibp.co.jp

2016年12月8日水曜日掲載、農業系補助金、助成金情報

2016年12月8日水曜日、掲載された農業関係の補助金助成金についての情報です。

■公募名
・平成28年度第3回起業創業チャレンジ補助金募集のお知らせ

・対象地域:鳥取県

・概要など
公募情報ページより「2 補助金の目的」項目を引用

新たな技術や経営ノウハウ等を武器に新規市場の開拓等を行おうとする革新的な企業に対し、その創業前後一定期間に要する経費の一部を補助することにより、県内における革新的な企業の創出と育成を図り、県経済の活性化と雇用創出に貢献する。

・公募期間
第3回審査会申請期限:2017年(平成29年)1月6日(金)(募集中)

 

公募情報ページアドレス
http://www.toriton.or.jp/index.php?view=7048

 

■公募名
・お店の集客アップに、「かがわWi-Fi」を導入しませんか

・対象地域:香川県

・概要など
公募情報PDFより引用

●概要
 国内外からの観光客や来訪者の皆さまが、手軽に観光情報や交通情報にアクセスでき、さらには災害発生時に素早く緊急情報等を所得することができるよう、「だれでも」「無料で」「簡単に」利用できる無料公衆無線LANサービスです。(SSID:KAGAWA-WiFi
  「かがわWi-Fiアクセスポイント」(同一のSSID)が県内全域に拡大されるよう、市町や民間施設等への設置の働きかけを行い、官民協働による「お接待の心」で取り組む機運を高めていくことを目的に、平成26年度から順次設置を進めています。

・公募期間
2016年(平成28年)7月1日から2017年(平成29年)3月21日まで(補助金交付申請兼実績報告書提出締切)
なお、「かがわWi-Fiアクセスポイント」は、2016年(平成28年)7月1日から2017年(平成29年)2月28日までの間に新設したものに限ります

公募情報ページアドレス
http://www.kagawa-isf.jp/topics/h28/20161207-010b.pdf

日本では起きない、とほんとうに言いきれるのか。インドの農業問題に見る日本の農業問題との共通箇所

以下、2016年10月5日、CNET Japanより一部引用

 日本の農業は、TPPに揺れている。輸入農産物の関税撤廃・削減により、国内農業縮小が懸念されており、農業従事者の高齢化と後継者不足も引き続き深刻だ。

 一方、インドの農業は日本とは異なる問題を抱える。1970年代の「緑の革命」でインド農業は大きく成長、世界2位の農地面積を持ち、人口の58%が農業に従事しているが、GDPに占める割合は年々低下し、現在は約16%だ。

 インドの農業が抱える問題は日本よりも深刻で、それが「農民の自殺」という結果に現れている。インドでは1995年から2015年の20年間で、30万人以上の農民が自殺している。

全文はこちらから

これは、ぜひ引用元全文を読んで欲しい記事になります。
記事を読むと日本では解決できている問題がインドでは大きな問題になっていたり、その解決策の一つが記事最後に述べられています。

記事を読んでいて、日本でも共通の問題ではないかと考えた部分があります。
それは「農作物の廃棄率」についてです。

日本の食料廃棄率は高いと言われたり低いと言われたりで、実態はどうなのか不明な点が多いです。
しかし、農業に携わっていて生産調整作業で発生する規格外品の割合はそれなりにあると実感します。
袋に入れるために取り外す葉っぱも、形が悪いからと外す苺も、どれも味は問題ないものです。
これら規格外品は加工品になったり、堆肥にもなりますし、従業員が美味しく食べる時もあります。

このような規格外品、もっと市場に出せるようにならないですかね。
きれいな形が必要なものもあるのでしょうが、刻んで使うとなれば規格は不要だとも考えます。
市場が規格品を好むのもわかるのですが、野菜の価格が高騰し、給食にも回らないなどを聞くと、余計にやるせなくなります。

訳アリ品として値段を下げる、量を多くする、等すると、正規品の価格が落ちるかもしれないと考えるかもしれません。
でも、まず食べてもらうってのは、重要なんだと思います。
もっと気軽に色んな野菜が市場にあっても、いいんじゃないかなと、考えています。

参考リンク

japan.cnet.com